こんにちは! ウイキシ(@uikishi)です。
ここ数年で健康志向が高まり、サプリメントを飲んでいるという人も増えてきています。
私も3種類ほどのサプリメントを摂取しています。
数えきれないくらいのサプリメントがあり、その効果も様々です。体にいいと言われているサプリメントですが、きちんと理解して飲まないと体に悪影響を与えるものもあります。
今回は、サプリメントがスポーツに与える影響についてご紹介したいと思います。
サプリメントってなに
そもそもサプリメントとは、
『食生活を補う食品であり、かつ健康の維持・増進などを期待する成分を含有しているもの』
と定義されており、健康食品に分類されます。
ビタミンやミネラルなどの特定の栄養素を濃縮したものです。
数年前より、法律が改定され、錠剤やカプセルなど飲みやすい形のものも販売されるようになりました。
サプリメントがもつ役割
病院・薬が嫌いな人も多いのではないでしょうか。
しかし、自分の健康には気を使いたい。そんな人にサプリメントはぴったりです。
自分の食事からでは補いきれない栄養素を重点的に補うことができ、健康状態の維持や疲労回復などに効果があるとされています。
近年では、ビタミン・ミネラル・アミノ酸など単純な栄養素の補充でなく、美容やダイエット目的にイソフラボンやセサミンなども注目されています。
気軽に始めることができるので、サプリメントを使っている人は年々増加傾向にあります。
中には、1,2種類だけでなく、5種類以上飲んでいる人も増えてきており、健康志向の最たるものになってきたのではないでしょうか。
サプリメントは安全だからどんなものもどれだけ飲んでも大丈夫と思っている人も多いと思います。もちろん、薬のような強い副作用があるわけではありません。
しかし、その薬との飲み合わせが悪かったり、サプリメントによるアレルギーも起こす可能性があり、必ずしも安心とは言い切れません。そのため、自分の体の状態にあったサプリメントを選ぶことがポイントとなります。
最近では、スポーツ選手に有利となるような『運動能力を高める』や『筋肉を強くする』などを期待される成分が配合されているサプリメントも簡単に手に入るようになりました。
たかがサプリメント、されどサプリメント~スポーツに与える影響~
スポーツ選手であれば、必ず気を付けていることがあると思います。
それは、ドーピングです。
これは、プロ選手だけでなく、国体以上に参加しているアマチュアの選手においても同様に注意が必要となります。
オリンピックのような大きい世界的大会でも、抜き打ちでドーピング検査をすると2-3%の選手に陽性反応が出て失格となります。
ドーピングには身体能力の向上や競技を有利に取り組めるように意図して薬物を使用している選手もいます。しかし、一番多いのは、風邪に市販薬を使った、薬物は使わないけど体づくりのためにサプリメントを飲んだ、など何の悪気もなく薬やサプリメントを飲んだ人が検査で陽性反応が出てしまう、俗にいう『うっかりドーピング』です。
うっかりを防ぐためには?
ドーピングは、筋肉増強だけを禁止しているわけではありません。
興奮作用のあるものは格闘技などで有利になる可能性があります。体重制限のある競技では、尿の出をよくすることで体重コントロールを有利に行うことができます。そのため、禁止されている薬物は多く、そのつもりで飲んでいるわけでなくとも禁止薬物が検出されてしまうとその大会に参加できなくなるだけでなく、数年以上の参加資格もはく奪されてしまいます。
『でもサプリメントは薬ではないから関係ないですよね?』と思う人もいると思われますが、そんなことはありません。実は多くのサプリメントは記載されている成分以外の成分を含んでいる可能性が大いにあります。
そのため、成分表に禁止薬物の記載がなく、自分が求める作用を期待できそうだからといって飲んでいると痛い目を見てしまいます。なので、一定の水準を満たすスポーツ選手は、安易なサプリメントの摂取はやめましょう。
ちなみに、サプリメントとして安全と認定されているものがあります。日本アンチ・ドーピング機構(JADA)の公認マークがあるものは問題ありません。すべてのサプリメントがだめではないということを覚えておきましょう。
まとめ
今回は、サプリメントの紹介からスポーツへの影響について紹介してきました。
自分の体に気を使うということは大変良いことです。ただし、サプリメントということばに騙されず、安易に手を付けてしまうのではなく、安全性の高いものを摂取するように心がけましょう。少しでも多くのスポーツ選手に届きますように。