こんにちは! ウイキシ(@uikishi)です。
サッカーには色々なライセンスがあります。
日本サッカー協会(JFA)が公認している物だけでもこれだけあります。

サッカーが他の競技と大きく違うのは、協会が発行をしているライセンス制度が良くも悪くも機能しているという事実です。
※バスケットボールでもこれから急速に整備されていくと思います。
※軟式野球は日本スポーツ協会に丸投げ状態。硬式は・・・
私個人の中では「高いライセンスを持っている=良いコーチ」とは全く思いませんが、「高いライセンスを持っているコーチ=高いレベルの学習経験をしたコーチ」という意味で尊敬をしています。
今回はその中でもサッカーC級コーチライセンスに絞った話となります。
初めて指導者として現場に立つ、または立とうとする人を対象にした講習会。長期一貫指導を知る中で、U-12年代を中心にサッカーの仕組みを知ること(全体像・原理原則)。
カリキュラムは大きく分けると
・講義(13時間)
・実技+指導実践(22時間)
・筆記テスト
からなり、合計で35時間+αのプログラムを修了し、テストに合格する必要があります。
自動車免許が26時間の学科と30時間程度の実技が必要と言えば大変さが伝わるでしょうか?大変ですが、現場で必要になる基礎の大部分をカバーする事ができます。
【講義】
発育発達、技術・戦術理論、コーチング法、プランニングなど
【実技】
ボールフィーリング、ゴールを奪う、シュートなど
具体的なカリキュラムは権利関係が心配なので書けませんが、インサイドキック・インステップキック・トラップといった基礎中の基礎からGK守備。コーチングについての基礎や、発育発達の基礎などもやります。
C級で初めてゴールデンエイジという言葉を聞いた人も多いと思います。
指導実践も具体的なテーマを与えられて練習メニューを考えます。まぁ教本に載っているテーマなので、心配なら教本丸パクリでも全く問題ありません。
簡単だとは言いませんが、決して落とすための講習会ではありません。
講師目線での話を聞くと、サッカー経験はあるけど指導経験が無いお父さんとかの方が我流で何年も教えてて変な癖が付いているコーチよりも素直で良い評価を得る事が多いそうです。
指導実践では
- 問題点の把握
- シンクロコーチング
- フリーズ+デモンストレーション
- シンクロコーチング
- 問題点の改善
というテンプレの流れもあるので、テストの心配をする必要も全くありません。
実技に関しても若くてサッカー経験のある方もいれば、中学校で部活の顧問になって経験0で取りにいらっしゃる女性など様々なレベルの方がいらっしゃいます。インストラクターの方も慣れているので、何も心配は必要ありません。
まずは素直に話を聞いて実践をしてみる事。分からなければ質問をする事。この二つが出来る人は特に問題無いはずです。
理由は大きく2つです。
原理・原則の理解
一つ目はサッカーの原理・原則を理解する機会になる事
サッカーでルール上の目的はゴールを奪い、ゴールを守るというシンプルなものです。そのためにフィジカルがあり、テクニックがあり、スキルがあり、戦術があり、ポジションがあります。
そのマインドセットをして落ち着いてコーチングを学んでいくためにとても大事な機会だと思います。
広く浅く学ぶ
本当に幅広い事を学びます。
というのもコーチングというのは本来学校の先生と同じで大学などで専門のカリキュラムを通じて学ぶべきものです。
サッカーで言えば
- 技術指導
- 戦術指導
- コーチング能力
- 心理学
- 生理学
- 救急救命法
などが今後指導する上で求められていく知識でしょう。
そういったものをカリキュラムで広く浅くカバーして、教本やDVDで内容が更に補足されています。
初めて指導者として現場に立つ、または立とうとする人を対象にした講習会。長期一貫指導を知る中で、U-12年代を中心にサッカーの仕組みを知ること(全体像・原理原則)。
最初にも出しましたが、日本サッカー協会がこう言っているんです。
運転免許のようなものだと思って、思いきって申し込んでみてください。その積み重ねが協会や皆さんの情報のアップデートに繋がって、長い目で見れば日本サッカーのレベルアップに繋がると思っています。