3/30(tue) Mongolia vs SAMURAI BLUE 19:30 KICK OFF

最近マイブームの小学生向けのトレーニング

こんにちは

今回は最近トレーニングをプログラミングする上でよく使っているテクニックに関して話をしようと思います。

結論だけ見たい方は ↓ を反転させて見てください
ドリルトレーニングの基準を効果的に作って、短く区切るという手法を良く使っています。

はじめに

最近日々のトレーニングを組み立てていく上で、今更ながら気づいたことがあります。

それは・・・

サッカーをしている小学生は非常に飽きやすい

というものすごく当たり前の事実です。
今まではトレーニングメニューを工夫する事で回避しようとしてきました。

しかし、今年度は1年を通じて基礎的な部分やスキルの部分にもアプローチする計画を立てています。
そこで初心者に向けて、避けて通れないのがドリルトレーニングです。

いわゆる反復性の高いトレーニングになるのですが、今まで本当に苦手でした。
そもそも見ていて飽きてしまいますし、子供達が出来ないとイライラしてしまいつい時間が伸びてゲーム形式の練習が短くなるという本末転倒具合

そこでつまらない理由を考え直して、どうやったら楽しくなるかを考えてみました。

つまらない理由を考えてみた

①家で効率の良いドリルを時間をかけて考える
②実際にやると思った以上にミスが多くできない
③指導をしながらコーチ(自分)がイライラしてくる
④いろいろなアドバイスをしている内に子供達のキャパを超える
⑤更に子供達が飽きてくる
⑥ちゃんとやれよと更にイライラする

一番ヤバいパターンを想像するとこんな感じ。

というか昔のトレーニングはこの感じになる事が多かったです。
その当時指導をしていた子達には今考える本当に申し訳ないです。

その中でもポイントは

・そもそも子供達の設定している基準が低く、コーチ(自分)の設定している基準が高い
→しかもコーチの基準を下げるのは妥協だと考え、子供達の基準を上げようとしていた

・反復回数が重要だと考え、上手くできていない時ほど時間をかけて丁寧に教えていた

・ケアレスミスや子供達の取り組む姿勢に対してイライラしていた

ここを何とか改善しないと2019年度のプランが完全に崩壊してしまうので、対策を考えてみました。

シンプルな結論とシンプルな対策

まず最初に決めたのは

反復回数を犠牲にしてでも「質を上げる事」「子供またはコーチが飽きたら練習を切り上げる事」の2点でした。

イライラした中で指導をしても子供達にとっても良くないし、自分も楽しくないですからね。
バリエーションを2つか3つ入れる事もありますが、10分以内に収めるようにしています。

そのためにトレーニングの意識性の原則の要素をより強く出す必要がありました。
理想は子供達に(ちゃんと負荷のかかる)基準を決めさせて、トレーニングに取り組ませる事です。

ここは最後まで悩みましたが、いろいろ試した結果の対策は非常にシンプルでした。

それは・・・

「対戦形式にする事」でした

こちらがする事は勝ち負けのルールの設定をする事と、必要であれば勝負の基準を作る事です。

・スクエアパスで先に〇周した方が勝ち
・対面パスでミスをした方が負け
・ドリブルリレー対決

特に対面パスなどでは効果が高く、パスミ・トラミ単語を子供達が覚えてからは目に見えてパススピードが上がりました。

また勝負がすぐつく形式にする事で1セッションの時間も短くすることが出来るようになりました。

実際に対戦形式の対面パスだと一回の勝負辺りの試行回数は1~5回程と少なくなりましたが、集中力も増し効率的にはお釣りが出るほど効果的でした。
ラダーのトレーニングでもラダーを半分に切る事で1セッションを短くし、集中した状態で取り組むことができています。

今後

もっと良い方法を検討中ですが、色々なコーチを見ていても良いコーチは子供達の負けず嫌いを引き出す力がすごいと家事ます。

方法は様々で煽る人もいれば、ほめる人もいれば、ひたすら対人をする人もいれば、逆に見守るだけの人もいます

この方法に固執することが無いよう、良いものがあればどんどん取り入れながらトレーニングを考えていきたいと思います。

サッカートレーニングの基本的な考え方