こんにちは! ウイキシ(@uikishi)です。
仕事や勉強を楽しいと思う人と、思わない人の差って何だろうなぁ?とふと思ったので、文章にしてみました。
先に結論から書くと、思いっきり何かに時間を投資してる人は楽しめてるんじゃないかという考えにまとまりました。
書き始めて一番最初に思ったのは、楽しいってどういう状態?という根本的な疑問です。
今回は「時間を忘れて夢中になっている状態」と定義をしておきます。辞書的な意味は無視で(笑)
趣味に没頭をして気付いたら数時間経っていた経験は誰しもが持っていると思います。では、それが趣味では無く仕事や勉強となるとどうでしょう?忙しくて気付いたら帰宅時間だったはありますが、「夢中で」となるととたんに割合が減るのではないでしょうか?
私の場合ですが、正直会社に出勤をして仕事をしている間は「楽しい」時間だけではありません。
例えば、掃除・電話対応・受付業務・資料作成などの事務作業です。
逆に、現場であるサッカースクールでは準備・片付け・振り返りを含めて「楽しい」時間が多く、本当にあっという間に6時間位経ってしまう事もあります。
理由はシンプルで事務作業は私が受動的にやっている業務で、サッカースクールは私が主体的にやっている業務だからというだけです。
勉強に関しても同様で、学校で受動的に勉強をしている間は「楽しい」状態になる事はないでしょう。しかし、社会人になってからやる勉強は自分がやりたい勉強をやっている事もあり「楽しい」と感じる人が多いのではないでしょうか?
※もちろん仕事上の必須な勉強はストレスになりうる
今は会社に所属をしていて、幸いその会社だけでも「楽しい」が「つまらない」を上回っています。更に主体的に副業や勉強をしているので、楽しくないわけがないんです。
個人的にはモチベーションという単語は嫌いなのですが、何がその人の行動の源になっているかを知るためには良い単語だと思います。
私の場合は「面白そう」という好奇心と「劣等感」というネガティブなパワーだと思っています。
なので、ある程度パターン化をして成果が出だすと飽きてしまう事が多いのですが、サッカーや子供達に関しては周りにすげー指導者達がいるし、未だに分からない事が次から次へと出てきて楽しませてもらっています。
それは各個人でバラバラなのが当たり前です。
「お金」の人もいるだろうし、「モテたい」の人もいるだろうし、「ノリ」だけの人もいるでしょう。
人間というのは現金なモノで、持っていない時は欲しがるのに、手に入ると急に飽きてしまうのが子供でも大人でも普通です。例えば1億円手元にあるのにバイトをする大学生はいないだろうし、ノリだけでやっている人はタピオカのようにブームではなく一般化した時点で飽きてしまうでしょう。
個人的な経験則ではモチベーションの根本が「個人」の人は飽きっぽく、「グループ」の人は責任感が強く長持ちし、「社会」の人は尽きる事が無いと思っています。
①デザインされた達成感で楽しめる
シングルプレイが前提のテレビゲームやスマホゲーム等が分かりやすい例ですね。習い事や個サルなんかもこれに含まれると思います。ある程度「勝ち」や「クリア」が保証された前提での活動です。
仕事で分類をするとアルバイトや会社員がここに分類されると思います。ある程度決まったタスクがあり、達成をすると給料やボーナスが出るという状況です。
ゲームであれば、課題の設定と達成のバランスが取れていればゲームとして成立するし、楽しめます。逆にバランスが取れていなければクソゲーとして認定をされます。
余談ですが、任天堂のゲームが素晴らしいのはこのバランス調整です。初心者でも頑張ればクリアできる難易度+経験者も歯ごたえがあり楽しめる。特にゼルダシリーズに関して言えば尊敬しかありません。
たかがゲームとバカにせずに、何故このゲームはこんなに人を惹きつけるのかを考えると見方が変わってくる事もあります。
例えば、スマホゲーは時間をかける事で確実に成長を出来るようにデザインされています。そして、ランクアップやスキルレベルマックスなど目に見える成長や達成感を感じるポイントが用意されています。
自分のトレーニングを振り返った時に、ドリルトレーニングを通じて成長を実感できるようなポイントやコーチから褒められるポイントは設定されているでしょうか?普段からそういったデザインされた達成感で楽しんでいる選手達には、昭和や平成の価値観とは違ったアプローチも必要な時代になってきています。
②不安定さの中でも楽しめる
スポーツや対人ゲーム(e-スポーツなど)や副業、個人事業主なんかはここに分類をされると思います。
そもそも成功や報酬が全く保証されていません。極端に言えば勝つ人はずっと勝つし、負ける人はずっと負けます。勝つことだけが目標の人はこの時点で脱落をしてしまうと思います。
私も昔はこの段階は非常に苦手でした。競争であったり勝負といったものに対してとてもネガティブな感情を持っていました。しかし、プロコーチとして個人事業主となった時点で嫌でも競争社会の中に放り出されます。
まずは負けのリスクを認識する事と、上手くいっていない時の対処や自分自身の感情のコントロールが必要になってきます。学生から社会人になった時にまずぶつかるのがこの壁ではないでしょうか?
学生までは先生や教授などの評価をする人の判断をクリアしていれば良かったですが、社会に出ると急に答えが無くなります。更に一発勝負の課題も多くなり、学生のように追試のシステムも基本的にはありません。
(例:スクールのイベントが終わった後に反省は出来てもやり直しは無理)
成功と失敗のバランスの許容範囲は個人や環境によって違いますが、扱う金額が大きくなったり、競技のレベルが上がるほど失敗を許される範囲は狭くなっていきます。
これをマイナスに捉えて、失敗したくないというマインドになってしまうと、楽しめる状況にはならないでしょう。
楽しむための第一歩は上にも書きましたが「負ける」事もあるというリスクをまず受け入れる事。クビになったところで死ぬわけでも無いし、契約の選考に漏れたところで次のチャンスを目指すしかありませんし、トレーニングがクソ滑っても次のトレーニングセッションはやってきます。
そして、その中で自分のクオリティを上げる努力を継続していく事。プロとして活動をしたいなら良いパフォーマンスに再現性と継続性を持たせる事。トップに立ちたいなら圧倒的な努力を息をするように続ける事だと思います。
格ゲー界で超有名な梅原さんですが、独特な勝負論を持っていて実践をしているので興味のある方は是非読んでみて下さい。
③結果が出ない時は・・・
そうは言っても結果が出ない事はよくあります。
そのタイミングを自分が楽しんでいるかというと、それは間違いなく「No」です。結果が全くでない状況を楽しんでいる人は目標の設定を間違っています。
例えばプロのコーチになりたい人がいます。頑張ってアシスタントコーチのアルバイトをしているのに、なかなか契約できないし、メインのコーチを任せてもらえない。でもサッカーの仕事に関われているから楽しい。みたいな状況です。
その時に必要な
・自分でトレーニングプログラムを作成してプレゼン&フィードバックを貰う
・勉強会や交流会を通じて自身のレベルアップを図る
・違う現場を探してメインコーチの経験を積む
といった努力は必要経費であり、「楽しい」とか「楽しくない」といった基準とは別の基軸にあるものです。服を洗濯するとか歯を磨くとかそういうレベルでやりたいことをやる上で必要なものだと考えています。
そういった努力を通じて「メインコーチを担当する」「プロとして契約する」といった目標を達成できた時の喜びは表現をする事が難しい位嬉しかったです。
今の私の目標は「V・ファーレン長崎の普及スタッフとして活動をする」というものです。それに対する努力は必要経費でありポジティブにもネガティブにも感じる事はありません。毎日2時間ブログ更新作業をするのもその一環で、誰かに言われてやっている訳でも無いのでストレスも無く続けられています。
改めて纏めると、私が今の生活を「楽しい」と認識している理由は大きく2つ
・会社の仕事自体が「楽しい>ストレス」となっている
・個人の勉強と副業も目標を設定した中でチャレンジしているという状況を楽しめている
結果総合的に楽しめている。という状況だと分析しました。
休みが多いわけでも無いですし、収入が多い訳でも無いですが、人生を楽しむという自分の中で一番大事にしている部分は現時点では達成できていると感じています。
更に言うなら、シンプルに全力で何かに取り組むという事は「楽しい(時間を忘れて夢中になれる)」ものだとこの文章を書いていて改めて感じました。
皆さんもデザインされた楽しさだけでは無く、不安定な中でも楽しめるよう時間を思いっきり投資してみませんか?きっと新しい発見があるはずです。